約 4,016,301 件
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/495.html
異世界のウィッチ3 ――――――――――――― 俺が目を覚ました後、俺の様子を見にみんなが医務室までやってきてくれた。 ・・・無茶をしたことに対しての叱責や、傷の心配など、みんなが俺にかける言葉は様々だったが、 それらの言葉の全てがありがたかった。・・・やっぱり、ここが俺の居場所なんだ、と改めて実感した。 ・・・先日の戦いにおいての俺については、ルッキーニ曰く「かっこよかった!」 エイラ曰く「弾丸斬るとかありえないダロ」・・・とのことだ。 宮藤達が担当していたネウロイの群れは、ペリーヌの活躍ですぐに片付いたそうだ。 ちなみに、坂本の言葉にペリーヌの名が出てきたとき、当の本人は少し赤面していた気がする。 あと、折れた刀については・・・慣れ親しんだあれはもう使い物にならないが、 新しい刀はまだあるから心配するな、とのことだ。 それと、人型ネウロイが最期に俺を助けたことについて、 『脚部と本体は、それぞれ別の意思を持っていたということか?』 と、バルクホルンから質問されたが・・・ 言う気になれなかったので「さあな」と答えた。・・・彼女の想いは、俺の中だけにしまっておこうと決めたから。 彼女の新しい居場所に、余計な口出しをされることのないようにしよう、と決めたから・・・ さあ、早く傷を完治させて、これからもみんなと戦い続けよう。ネウロイの脅威からこの世界の人々を守るために・・・ 俺はそう思った。 だが、・・・それらの想いとは別に、何か嫌な予感がした。 根拠はないのだが、・・・俺に関係して、再び何かが起こる。 ・・・そんな気がした。 ――――――――― 「・・・この辺りで間違いないな?」 「はい。記録によれば、この海域のはずです」 「よし・・・早速だが、探索を開始してくれ」 「はっ・・・」ドボン 「・・・」ドボン 「・・・」 ・・・ ・・ ・ ―――――――――――ある日の夜・俺の部屋 訓練を終えて夕食も食べ終え、風呂にも入り、あとは寝るだけになった俺は、 いつものように、ベッドに寝転びながら以前買った本をめくっていた。最近俺が気になっているのは、 ・・・ネウロイのことだ。いや、今まで気にならなかったわけではないのだが、最近は特にだ。 ・・・ネウロイについてのことは、あまりわかっていないようだ。 ・・・突然世界各地に出現した、正体・目的共に不明な謎の生命体で、 建造物を一瞬で破壊する圧倒的な攻撃力を持ち、瘴気を撒き散らしながら侵攻するため通常の人間では遠距離からの攻撃でしか為す術がない。 ・・・この程度のことしか。 俺「正体も目的も不明・・・」パラリ 全く、謎が多すぎる。ネウロイの技術は二つの世界の壁を乗り越えさせるなんてわけのわからないことまでできるし。 ・・・二つの世界を乗り越える。 俺「・・・」 そういえば俺は突然ロマーニャの上空から落ちてきたんだっけ。 俺「・・・ん?」 その時、俺の頭にある一つの考えが浮かんできた。 ・・・『突然現れた』。 俺「・・・」 ・・・これって。 俺「俺と同じ・・・?」ポツリ ・・・もしかして。 ネウロイは、俺と同じように別の世界から来たのではないのだろうか、と、俺は閃いた。 だとすれば、世界を繋ぐ装置くらいつくれてもおかしくはないような気がする。 ・・・また喋るネウロイが現れたら、尋ねてみようかな・・・そのときにそんな余裕があればの話だけど。 ・・・もう、寝るか。 ・・・ ・・ ・ ―――――――――― 「すぐに発見できて良かったよ」 「・・・その刀の破片などで、本当にそんなことが?」 「あくまでも可能性の話だ。・・・第一、鍵となるものはこれくらいしかないだろう」 「・・・まあ、確かにそうですね。本人に頼んでも拒否されるでしょうし」 「これに宿っている魔力は、異世界からやってきた証なんだ。手がかりはあるはず」 「・・・しかし・・・」 「なんだ」 「本当にやらなくてはならないことなのでしょうか?」 「今更何を言う?・・・欲しくはないのか、あの力を。・・・我が国の物にしたいとは思わないのか」 「・・・」 「・・・ネウロイとの戦いが終結し、人同士の争いの時が来たならば」 「・・・」 「あの力は、圧倒的な戦力として我が国に敵対する国に立ち塞がることになる。 攻めるならばこの世に存在するあらゆるものを破壊する刃となり、守るならばあらゆる攻撃を跳ね返す無敵の盾となる、 世界すら制することができるはずの力だからだ。・・・それに、あの力以外で、あの異世界の少年に対抗する手段はない」 「・・・それはわかっています。私が心配しているのは・・・」 「裏切り、か?」 「・・・はい」 「召喚される側にとっては迷惑極まりないことだろうし、確かにその心配もあるが、・・・そうだな。 仮に、異世界の人間が裏切ったとしよう。そうしたところで、その人間はどうなる?野垂れ死ぬだけだろう。 そして、こちらにとっては貴重な戦力なのだ。こちらも無下に扱うわけがない。 ・・・つまり、異世界の人間には我々に従う以外の選択肢など存在しない」 「・・・」 「わかったな?」 「・・・はい」 「とにかく、異世界の魔力は手に入ったのだ。ストライカーユニットも準備してある。 あとは、解析して召喚の方法を探すのみだ。・・・頼りにしているぞ」 「・・・はい、おまかせください」 ・・・ ・・ ・ 異世界のウィッチ3・その2
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/748.html
44スレ 俺「ストライクウィッチーズぅ~?」589~616 589 :ウィッチーズが家族だったら 八日目:2011/01/05(水) 22 20 01.57 ID hgCHd6uH0 ペリーヌ「俺!ちょっと協力して欲しいことがありますの」 俺「どうしたの?ペリーヌ姉ちゃん」 ペリーヌ「美術部の課題が人物画なんですの。ですからモデルになりなさい!」 俺「うん。いいよ。どうすればいい?」 ペリーヌ「あ、あら・・・案外あっさり引き受けますのね・・・ 断られるかと・・・」 俺「そりゃあペリーヌ姉ちゃんだもん。俺にできることなら手伝うさ」 ペリーヌ「さ、さすが私の弟ですわね!それでいいですのよ!」/// ペリーヌ姉ちゃんはとにかく真面目でプライドが高い。 体型にはコンプレックスがあるらしく、からかうと本気でキレる。 ハーブが好きで家の庭のハーブはペリーヌ姉ちゃんが全部育てている。 そして若干ツンデレ。 俺「んで、どうすればいいの?」 ぺりーヌ「ここでは描けませんので、私の部屋へ行きますわよ」 594 :ウィッチーズが家族だったら 八日目 支援感謝:2011/01/05(水) 22 25 16.55 ID hgCHd6uH0 ----------------------------- ペリーヌの部屋 ペリーヌ「では、この椅子に座っててくださいな」 俺「よいしょっと・・・これでいいかな?」 ペリーヌ「ええ、それでかまいませんわ。しばらく動かないでくださいまし」 姉ちゃんは美術部所属で学校でも家でもよく絵を描く。 その際絵の具で他の家具などに絵の具などがつかないように 姉妹では唯一、一人部屋だ。 ペリーヌ「さて・・・描き始めましょうか・・・」 そう言ってペリーヌ姉ちゃんは真剣な目になる。 邪魔したら怒られそうだなぁ・・・しばらくおとなしくしてよう・・・ 598 :ウィッチーズが家族だったら 八日目 支援感謝:2011/01/05(水) 22 30 04.13 ID hgCHd6uH0 ----------------------------- 30分経過 やばい・・・さすがに眠くなってきた・・・ ペリーヌ姉ちゃんはまだ真剣な目をしてるからまだまだ終わる気配がない。 さてどうしようか・・・ どうにかして目を覚まさないと・・・ そういえばペリーヌ姉ちゃんの部屋に入るのはかなり久しぶりな気がする。 勉強する時は大抵俺の部屋だし。 目を動かして部屋の中を見渡してみる。 本棚には絵画の資料、画集、フランス語で書かれた本などが並んでいる。 俺(ペリーヌ姉ちゃん・・・努力家だからなぁ・・・) たしかペリーヌ姉ちゃんがこれだけ絵を描くことになったのも 昔、エイラ姉ちゃんがペリーヌ姉ちゃんが描いた絵を馬鹿にしたからだもんなぁ プライドが高いというか負けず嫌いというか・・・ 俺(でも・・・ここまで上手くなるってことはやっぱ負けず嫌いなんだろうなぁ) ペリーヌ「ふぅ・・・もう少しで完成しますわ・・・俺、すこし休憩しましょうか」 ペリーヌ姉ちゃんがそう言って筆を置く。 俺「そうしよう・・・ちょっと疲れたよ・・・」 ペリーヌ「ではリビングに行きましょうか。私がカモミールティーを入れて 差し上げますわ!」 603 :ウィッチーズが家族だったら 八日目:2011/01/05(水) 22 34 58.73 ID hgCHd6uH0 ----------------------------- リビング 美緒「おや、お前たち、いたのか?」 ペリーヌ「ええ、美緒姉さま、絵を描いていましたの。」 美緒「絵か、私のようなことにはならなかったか?」 ペリーヌ「え、ええ」 美緒「そうかそうか、わっはっはっは!」 美緒姉ちゃんが笑う。前に何かあったんだろうか。 ペリーヌ「私はカモミールティーを淹れますけど美緒姉さまも お飲みになられますか?」 美緒「いや、私はもう出かけなきゃならないんだ。帰って来てからもらおうか」 ペリーヌ「わかりましたわ、いってらっしゃいませ」 そう言って美緒姉ちゃんはリビングを出て行く。 604 :ウィッチーズが家族だったら 八日目:2011/01/05(水) 22 40 09.46 ID hgCHd6uH0 俺「ねえペリーヌ姉ちゃん、美緒姉ちゃんが言ってた【私のようなこと】ってなに?」 ペリーヌ「・・・前の課題の時は美緒姉さまに頼んだんですけど・・・ 裸婦と勘違いされて・・・」 俺「あ~・・・もうわかった・・・」 脱いだんだな。うん。間違いないだろう。そこをミーナ姉ちゃんあたりに 見られたんだろう。 ペリーヌ「あ、そろそろお湯が沸きますわね・・・」 そう言ってキッチンに入っていき、数分後、手にティーセットを持って 戻ってくる。 ペリーヌ「淹れてきましたわ、さ、どうぞ」 俺「ありがと、姉ちゃん」 カモミールティーを飲む。何回か飲んだことあるけどやっぱりすごいおいしい。 俺「うん、おいしいよ」 ペリーヌ「私が淹れたんですから当然ですわ!」 姉ちゃんは自慢げに腕を組みながら言う。 でも口が笑ってるから照れ隠しだな。 610 :ウィッチーズが家族だったら 八日目 支援感謝:2011/01/05(水) 22 45 32.22 ID hgCHd6uH0 ペリーヌ「これは私の後輩に淹れ方を教えてもらったんですの 今度うちに来る予定なのでその時淹れてくれるよう頼んでみますわ」 俺「それもいいけど・・・姉ちゃんが入れてくれるのがうれしいかな」 ペリーヌ姉ちゃんはあまり料理をしたりしないから余計にそう思う。 ペリーヌ「そ、それなら毎日淹れて差し上げてもかまいませんわよ?」/// 俺「いやさすがに毎日は飽きる・・・姉ちゃんなんで顔赤いの?」 ペリーヌ「な、なんでもありませんわ!そろそろ続きを描きますわよ!」 俺「えっ!?まだ一口しか飲んでないんだけど!?」 ペリーヌ「い・そ・ぎ・な・さ・い!」 俺「は、はいっ!」 姉ちゃんが鬼のような顔で怒る為、俺は一口でティーを飲み干した後 再びじっと椅子に座ることになる。 もうちょっとゆっくり味わいたかったのに・・・ 614 :ウィッチーズが家族だったら 八日目:2011/01/05(水) 22 50 05.45 ID hgCHd6uH0 ----------------------------- ペリーヌの部屋 ペリーヌ「これで完成ですわ!」 ペリーヌ姉ちゃんが筆を置いて言う。 あぶなかった・・・そろそろ睡魔が限界になるところだった・・・ 俺「お疲れ姉ちゃん、見せてもらっていい?」 ペリーヌ「ええ、かまいませんわ」 姉ちゃんが絵を俺に見えるようこちらに向ける。 その絵はとてもうまく、モデルである俺より気品のようなものが漂っていて まるで別人を見ているかのような出来だった。 俺「すっごいうまいね・・・ほんとにこれのモデル俺なの?」 ペリーヌ「当たり前ですわ」 俺「全然俺には見えない・・・あれ、姉ちゃんこのはじっこの Pour mon cher ってなに?」 616 :ウィッチーズが家族だったら 八日目:2011/01/05(水) 22 55 01.63 ID hgCHd6uH0 ペリーヌ「それはこの絵のタイトルですわ」 俺「英語・・・かな?どういう意味?」 ペリーヌ「タイトルなんて気にしなくていいですのよ さ、汚れた服を着替えたいので外に出てくださるかしら?」 俺「あー、わかったよ じゃリビングに行ってるね」 バタン ペリーヌ「・・・」 ペリーヌ「あなたのことですわよ、Pour mon cher(私の大切な人)」
https://w.atwiki.jp/seirei_san/pages/159.html
ウィッチ ノーマル 必要魔力 6 遠距離 攻撃 防御 TOTAL 親愛度MAX 1156 850 2009 1000 誕生日 10月7日 身長 156cm 体重 秘密 3サイズ スキル 効果 親愛度 コメント 低 キミキミ、実験台になってもらえないかな?え?何の魔法かって?心配しなくても平気だよ、カエルになるだけだから。ねっ、お願い!! 中 ねぇ、お願い。実験台になってもらえない?え?何の薬かって?心配しなくても平気だよ、女の子になるだけだから。お願い!! 高 ねぇ、お願い。実験台になってよ?え?何の薬かって?心配しなくても平気だよ、わたしを好きになるだけだから。ネ、お願い♪ 嫁 ねぇ、キミ。わたしに惚れ薬を飲ませたりした?……そう。してないの…でも、どうしてこんなに胸がドキドキするのかな…… 親愛度 セリフ 低 ねぇ。わたしがガンバったら実験台になってくれる? じっけん♪じっけん♪じっけん♪じっけん♪ ホウキに長時間乗ってると、痛くなってくるんだ… キミがカエルになっても、可愛がってあげるね♪ 中 いつになったら、実験させてくれるの? キミって女の子になった方が、いいと思うな ボクたちって、意外に奔放なんだよ♪ じっけん♪じっけん♪楽しいなー! 高 君と一緒だと、いつもの倍、実験が楽しいよ♪ 今度、一緒にサバトにいこーね! わたしの惚れ薬、飲んで欲しいな♪ あんまりつれないと、解剖しちゃうぞ! 嫁 わたしを解剖して欲しい… ねぇ…わたしに色々実験してもいいよ… あなたの惚れ薬…効果ありすぎたよぉ… 大鍋のお風呂に、一緒に入ろうか? スキンシップ後 朝 あら起きちゃった?そっか…失敗したかな… 夜 寝る時間?違うよサバトの時間だよ! なでなで なんだい?これはなんの実験なんだい? その他 誕生日 わたしの誕生日なんだしキミ、今日こそ実験台になってよ! セリフ嫁:わたしを解剖して欲しい… -- 名無しさん (2012-12-23 05 11 22) セリフ嫁:ねぇ…わたしに色々実験してもいいよ… -- 名無しさん (2012-12-23 05 12 07) セリフ嫁:あなたの惚れ薬…効果ありすぎたよぉ… -- 名無しさん (2012-12-23 05 13 04) セリフ嫁:大鍋のお風呂に、一緒に入ろうか? -- 名無しさん (2012-12-23 05 13 43) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/vipdetyuuni/pages/1569.html
「ふーんふーんふふーん♪(掃除中)」 プロフィール 名前 石井 友里(いしい ゆうり) 性別 女 年齢 14 属性 【特殊系】 誕生日 5月18日 身長 132cm 体重 2×.×キログラム 趣味 家事、読書、実験 好き 本、音楽、理科、甘いもの 嫌い 苦いもの、辛いもの 特技 道に迷うこと・マジック 大切 自分の使える呪文を書き連ねたノートたち ※現在【ランカーズ】192位 【診療所】にて看護婦、電子機器担当 猫耳が生えたよ!! +【能力】 【劣等魔導】 微妙な魔法を1レスに一回使える 例:炎の魔法 - ライターより少し大きいくらいの炎 雷の魔法 - 少し強めの静電気レベル 劣悪品の召喚が出来る 例:剣を召喚 - 刃こぼれしている 弓を召喚 - すぐ(一回か二回で)弦が切れる など +【概要】 【概要】 向こうの世界で中学一年生だった。能力が使えるようになってからしばらくしてふとここに来たため、家がなく、現在はランカーズ本社の仮眠室の一部を借りて家代わりにしていたが、【診療所】の部屋を貸してもらえることになった。ただランカーズの仮眠室もそのままにしてある。ランカーズのアイドル。 +【容姿・性格】 【容姿・性格】 外見は普通の少女。小さいのでよく小学生と間違われていた。黒髪を肩くらいまで伸ばしている。性格は大人しめ。若干乙女。低い能力を補う形で科学的なスキルを習得していったため、普通の大人よりも理科的な知識は高い。でも中身は普通の女の子。最近色々あって獣耳にハマりぎみだとかそうでないとか。爆発に興味を示し出した。 +【持ち物・その他】 【持ち物】 魔導師の杖 でかい。これがないとただでさえ弱い魔法が更に弱くなる。 魔導の本 基本の呪文と組み合わせ型的なものをを彼女が書き連ねた、本というか某CAM○USノート。現在3冊目。 リュックサック でかい。外に出るときはいつでも背負っている。中に何が入っているかは不明。色々入っている。なんか薬品とか入ってることも ある。 バイオリン 【他力魔導】から貰った。なんだかよくわからないパワーでこれだけは上手に弾ける。 【住まい】 ランカーズの仮眠室の隅っこを借りて生活。ちゃんとカーテンで囲い、外からは見えなくしている。内側には本棚があり、普通の本だけでなく生活必需品や可愛い小物も置いてあり、下の段には中々難しそうな本や実験器具が並んでいるという。 診療所でバイトすると同時に部屋を獲得。でもランカーズのスペースも残す。診療所の部屋はまだまっさら。 +【過去の行動】 【過去の行動】 1月15日・・・お腹が空いていたところを【反塁打写】に遭遇、【アカデミー】のことを知る。後ベッドを貸してもらう。 ]] 1月28日・・・公園で魔法の練習をしていたところを【刻跡踏謎】に遭遇、多分やればできると元気付けられ(?)魔法の練習に戻る。 1月30日・・・【ランカーズ】の闘技場で風雨を凌ごうとした所を【神具創造】に遭遇、【反塁打写】と【刻跡踏謎】について聞く。しばらく闘技場に泊まることにする。 2月14日・・・【ランカーズ】のロビーでNo.0【付和雷同】と遭遇。能力を誉められて照れる。 2月27日・・・久しぶりに外へ出る。七種太刀と友達になる。そして頭を撫でられて照れる。 3月5日・・・大人になった【付和雷同】(【峰打兵器】)に会う。混乱するが、話の流れを呑み込み、納得する。そして仮眠室で一緒に寝る。(添い寝ではない) 12月24日夜・・・不殺同盟のパーティに。【砂漠外套】と出会い、料理を取ってきてもらう代わりにマジック(という名の魔法)を見せる。その時使ったコインを渡して友達に。また今度一緒にケーキを作る、という約束をする。 3月9日・・・夜の港で【輝星骸燃】と会う。花火の手品を見せる。 3月14日・・・【現実逃避】と遭遇。ランカーズでの暮らしを提案。 8月18日…【妖怪従使】が少年とポテチを争っているところに居合わせる。分けることを提案し、少女もついでに食べる。 4月26日…祭りで【天翼天使】と出会う。診療所の話を聞き、診療所でバイトすることに。 5月30日…診療所で【空耳制御】とお茶会。獣耳にめざめかけていることが判明。マドレーヌ美味しい。 6月5日…ランカーズで【速度制御】と戦う。色々あって転んで自爆。お菓子食べに行った。 6月11日…ランカーズで【他力魔導】と話す。猫耳を生やされる。魔法を作ったり戦略を考えてもらったり。爆弾魔の片鱗が見えた。 8月14日・・・ランカーズで【仲魔契儀】が死に掛けているところを助ける。同じ部屋にいたおっさんたちと一緒にお掃除したり。いい出会いを占われる。 10月20日・・・廃ビルで魔法の練習をしようとしているところに【光河箒星】と遭遇。模擬戦をしてビルを壊す。爆発物を一瓶持ってかれる。 【コメント】 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/472.html
異世界のウィッチその5 ――――――それから数週間の間の出来事―――――― 新たに手に入れた紫色の魔力。他の11人の、青色のとは違う色。 この力で飛ぶと、凄く気分がいい。ストライカーもご機嫌なようで、俺の思うとおりに動いてくれる。 どんな攻撃でも避けれる気がするし、どんなネウロイでも倒すことができる気がしていた。 俺は一度もシールドを張っていなかった(つーか張れない)し、やってきたネウロイを全て一撃で仕留めていた。 ・・・このことについて、坂本から忠告を受けた。 『お前のその力が強いのは確かだが、思い上がりはいかん。独りで突っ走ってはならんぞ』とのことだ。 ・・・この言葉を無視して戦ってたら、一度撃墜されそうになった。(その時はハルトマンに助けられた) このことを帰還後報告したら、当然怒られた。・・・それからは、自重するようにした。 ―――――――ある日 ミーナ「ネウロイ出現!」 坂本「小型機が12体だ」 ミーナ「俺さん、宮藤さん、リーネさん、ペリーヌさんが出撃します。他は待機」 『了解!』 いつものメンバーでの出撃。坂本に怒られて以来、俺は出撃時は普通の魔力でストライカーを起動させるようにした。 戦闘中の場合によって切り替えるようにしたほうが安全だからな。どうしても避けきれない攻撃もあるし。 ―――――― キュイイィィィィイィン・・・ ネウロイ発見。というわけで、いつもの戦闘になるはずだった。だが・・・ キュイイィィィィン・・・ 宮藤「・・・このネウロイ、変じゃない?」ガガガガガ ヒュンッ リーネ「そうだね・・・」ズギュンッ ヒュンッ ペリーヌ「全然攻撃してきませんわ・・・弾を避けるだけ」 俺「素早いな・・・」 キュイイイィィィン・・・ 先程から、目の前のネウロイが攻撃をしてこないのだ。コアをこちらに向けて、観察するようにしているだけ。 俺「・・・」 なんだか、嫌な感じだ。まるで心を見透かされたような・・・ 俺「っ!」フオオオオォォォォン この不快感をどうにかするには、こいつらをとっととぶち壊さなくちゃいけない。 というわけで、俺は例の紫色の魔力を発現させ、腰の刀を抜いた。 宮藤「とにかく、なんとかしなきゃ!」 リーネ「そうだね!」 俺「・・・行くぞ!」 そう俺が言った瞬間、 キュイイィィィィン・・・バラッ ペリーヌ「・・・!?」 ヒュンッ ネウロイ達が、俺達の目の前に4体だけを残し、猛スピードで俺達の横を通り抜けた。 宮藤「え!?」 ペリーヌ「な、なんですの!?」 通り抜けた8体は、物凄い速度で俺達の後方に・・・ リーネ「ネウロイが、基地に向かってる・・・!?」 俺「んだと!?」 このネウロイ共、攻撃もしないで何を考えてる・・・? ――――――― 『ミーナ中佐!』 ミーナ「リーネさん、どうしました!?」 『8体のネウロイが基地に向かっていきました!』 ミーナ「・・・こちらもネウロイを確認。散開していますね。了解しました、こちらで迎撃します」 『は、はい!それで、あの・・・そのネウロイが、ちょっと変なんです』 ミーナ「変・・・?どういうことかしら」 『全然攻撃してこないで、避けるだけで、それ以外だと私達のことをじぃっと見つめるような行動しかしないんです』 ミーナ「・・・?攻撃してこない?」 『はい!・・・あれ?』 ミーナ「どうしました?」 『8体の動きが止まりました・・・』 ミーナ「え?」 『・・・8体がこちらに戻ってきます』 『リーネちゃん!4体が来た方向に逃げてっちゃった!』 『どういうことですの!?』 ミーナ「・・・」 ―――――――― なんか知らないが、4体は逃げていっちまった。ならば、残りの8体は倒さなくては。 幸い、4体と同じ方向へ逃げてきているので、迎え撃てる。俺は刀を構え、 俺「くらえっ!」 突進しながら突いたのだが・・・ ヒュンッ 俺「!?」スカッ 宮藤「避けた!?」 ペリーヌ「本当に、何がしたいんですのこのネウロイ達は!?」 リーネ「逃がしません!」ズギュウウゥゥゥン ヒュンッ リーネ「・・・外した」 俺「・・・」 キュイイィィィィン・・・ 宮藤「凄い速さ・・・もう見えない」 あの速度じゃ、紫色の魔力の機動力でも追いつけなそうだ。シャーリーなら追いつけたか? ―――――――― 坂本「思ったより接近を許してしまったようだな」 ミーナ「ええ。・・・ネウロイが滞空していた場所から判断すると、訓練をしていた坂本少佐のところへ一体、 外で虫取りをしていたルッキーニさんとシャーリーさんのところへ二体、 サーニャさんとエイラさんのところへ二体、バルクホルン大尉とハルトマン中尉のところへ二体、 基地の少し上空へ一体。私の担当ってところかしら?ウィッチ達を見ていたと思われます」 シャーリー「一体につき一人、か」 バルクホルン「・・・見ていた?」 エーリカ「なーんか変だね・・・ネウロイって洗脳とかできるって聞いたんだけど、それもなかったんでしょ?」 ミーナ「ええ。・・・何もしてこないからこそ、なんだか不気味ね」 ――――――俺の部屋 俺「・・・」 結局、あのネウロイは俺達を観察するだけで、他は何もしてこなかった。 ・・・ま、それだけなら別にいいがな。いくらでも観察するがいいさ。俺に危害さえ加えないならな。 コンコン またノックだ。最近多いな。・・・相手は決まっている。 俺「サーニャか?」 サーニャ「はい」 ・・・やっぱり。 ―――――― ガチャ 俺「どうした?」 サーニャ「・・・俺さん、お話しませんか?」 最近こればっかりだ。・・・まあ、悪い気はしないんだけど。 俺「ああ、いいぞ」 当然、こう答える。 サーニャ「良かった」ニコ ・・・サーニャの笑顔を見ると、なんだか癒される。元の世界に、帰らなくてもいいような気さえしてくる。 そう思っていると、 「サーニャ~、何処ダ~?」 という声が聞こえてきた。その声はすぐ近くまできているようだ。 エイラ「ウ~・・・何処ダヨサーny・・・ア!」 見つかった。 サーニャ「どうしたの、エイラ」 エイラ「ど、どうしたジャネーヨ!サーニャ、最近変ダゾ!」 ・・・そうなのか? サーニャ「何処が?」 エイラ「自分で気付いてナイノカ!?そ、その・・・最近・・・」 サーニャ「・・・」 エイラ「その、そ、ソイツにばっかり構って・・・わ、私には」 サーニャ「何言ってるの?」 エイラ「エ」 サーニャ「エイラは変に思うのかも知れないけど・・・私にとっては別に変わったことじゃないよ」 エイラ「そ、ソンナ・・・」 俺「・・・」 なんかギスギスしてんな。 サーニャ「行きましょう、俺さん」ニコ 俺「あ、ああ・・・」 なんか、ヤッべえ予感がする。うわぁ、すげー視線感じる・・・俺、大丈夫なのかな・・・ ・・・後ろから声が聞こえた。 エイラ「ウウウ・・・あんのヤロー!私からサーニャをとりヤガッテ!」 前言撤回。全然ヤバくないな。あいつ、怒ったようなこと言っても全然怖くない。 何かするとしてもそんな大したことはしてこないだろう。 ・・・それにしても。 初対面のときは、俺はサーニャのことを「エイラとイチャイチャしてる根暗な奴」って印象を持ってたけど・・・ 親しくなってみると、そんなことないってことがわかった。 人間、第一印象は大事だけどそれが全てじゃないんだよな。・・・そりゃそうか。もしそうだったら、俺は今頃こうしていられないだろうな。 ――――――――― サーニャ「俺さんの世界にも・・・魔女っているんですか?」 俺「いや、いないな。残念ながら」 サーニャ「そうですか・・・」 俺「創作の中だったらしょっちゅう出てくるんだけどな」 サーニャ「どんなですか?」 俺「お姫様に毒リンゴ食わせたり、ホウキに乗って空飛んだり」 サーニャ「やっぱりホウキですか」 俺「ああ。・・・流石に脚にはめる機械をつけて妙な生命体と戦う魔女はいなかったけどな」 サーニャ「・・・でしょうね」クス 俺「この世界の魔女って、お前達みたいに戦ってるやつ以外にもいるのか?」 サーニャ「はい、もちろん。・・・芳佳ちゃんのお家だと、治癒魔法を使って診療所を開いてるそうです」 俺「そんなのあるのかよ」 サーニャ「だそうですよ。・・・大抵の魔女は二十歳を超えると魔力を失うそうですが、そうじゃない人もいるみたいです」 俺「へぇ・・・ん?そういう魔女もストライカー履いてるのか?」 サーニャ「いえ、ストライカーはそんなに古くからあるものじゃないです。・・・昔の魔女は、ホウキで飛んでいたそうですよ」 俺「・・・デッキブラシは?」 サーニャ「それは聞いたことないですけど・・・昔、近所のホウキに乗った魔女のおばあちゃんによく遊んでもらってましたよ」 俺「へえ・・・」 ―――――― とまあ、俺とサーニャの会話はこんな感じである。 サーニャはこの世界のことを、俺は俺の元いた世界のことを話す。 ・・・この世界は俺の世界と似通ってはいるけど、やっぱり魔力の有無が大きな違いなんだな。 ・・・俺の世界って、つまんないとこだな、と思った。 ・・・サーニャに、尋ねてみた。 俺「なあ、サーニャ」 サーニャ「はい?」 俺「俺の話、楽しいか?」 サーニャ「?・・・はい。興味深いです」 俺「・・・興味深い、ね。なあサーニャ。俺の元いた世界って、未来なんだよ」 サーニャ「・・・はい」 俺「こんなにも似通ってる世界なんだから、この世界もそのうちあれくらいできるだろう。 それにさらに魔力ってものがあるんだから・・・もっと、凄い、理解できない文明ができるんだろうな」 サーニャ「・・・俺さん」 俺「なんだ?」 サーニャ「俺さんの世界は、・・・魔力がないからこそできたものがあったと思いますよ」 ・・・ 俺「・・・無いからこそ?」 サーニャ「はい。・・・私達の世界には、魔力という便利なものがあります。 ・・・あるんだから、きっと魔力に頼ってしまいます」 俺「・・・」 サーニャ「それに頼ってしまうから、この世界にはできないものがあるかもしれないって、俺さんと話してて思いました」 俺「・・・」 サーニャ「・・・俺さん。『自分の世界はつまらない』って、思ったんじゃないでしょうか?」 俺ってそんなにわかりやすいのか? サーニャ「そんなことありません。私から見れば、やっぱり凄い世界だと思います」 俺「・・・そう、か」 サーニャ「・・・俺さん。あなた自身があなたの世界を貶すようなことは、思っちゃダメです」 俺「・・・」 サーニャ「・・・元の世界のご両親が、悲しみますよ?」 俺「・・・気をつける」 サーニャ「はい」ニコ ―――――――俺の部屋 俺「・・・」 ベッドに寝転がり、俺は考え事をしていた。 俺は、本当に元の世界に戻りたいのだろうか。最近のテーマはずっとこれである。 ・・・まだ、踏ん切りがつかない。戻りたいような気もするし、このままこの世界にいてもいいような気もするのだ。 ・・・戻りたい。両親に会いたい。別れの言葉も告げられずに世界から消えちまって・・・心配させてるだろう。 ・・・戻りたくない。何故って・・・そこで俺の頭に浮かぶのは、決まって、一人の少女の顔。 俺「何考えてるんだ、俺は」 異世界の人間が、その世界の人間に、・・・恋だなんて、許されるのだろうか。 この想いが実らなければそれでいい。 でも。もし、実ってしまったら。 そしてもし、俺が元の世界に戻るときが、来るときと同じように突然だったら。またもや、別れを告げられなかったら。 その人に、辛い思いをさせてしまうのではないか。・・・それだけは、したくなかった。 あいつには、笑顔が似合うんだ。だから・・・ ・・・サーニャ。 ――――――――――― エイラ「な、なあサーニャ」 サーニャ「なあに、エイラ」 エイラ「アイツと何話してたんダ?」 サーニャ「俺さんと?」 エイラ「・・・」コクン サーニャ「・・・お互いの世界の話をしてた」 エイラ「なんでそんなコト・・・」 サーニャ「俺さんのこと、もっと知りたいの。・・・それと、俺さんに、この世界を好きになってほしいの」 エイラ「・・・」 サーニャ「・・・」 エイラ「ナア、サーニャ。お前、アイツのことどう思ってるんダヨ?」 サーニャ「どう、って・・・///」カァ エイラ「教えてくれナイカ、正直に」 サーニャ「・・・好きなの」 エイラ「・・・!」 サーニャ「俺さんのこと、好き。あの人の、笑顔が好き。 だから、一緒にいたいの。一緒にいて、笑ってほしいの。あの笑顔を、・・・私に向けてほしいの」 エイラ「・・・」プルプル サーニャ「ねえエイラ。・・・私の言ってること、おかしい?」 エイラ「・・・」ギリギリ ――――――――ある日の午前 ミーナ「皆さん。ネウロイが出現しました。・・・が」 坂本「中型が一機のみなんだが・・・まるで、何かを待ってるかのように、海上で待機しているだけなんだ」 ミーナ「不気味ですので、念には念を入れておきます。総員、出撃!」 『了解』 ―――――――――― ブウゥゥゥゥゥゥン ・・・この辺り。多分、俺が初めてこの世界にきたときの・・・。 ミーナ「・・・ネウロイ発見!」 坂本「あれか!コアは奴の中心部」 ミーナ「攻撃、かいs・・・」 そのとき突然、俺達の耳に、聞きなれない声が聞こえてきた。 「やあ、人類の皆さん。こんにちは」 『!?』 ゲルト「だ、誰だ!?」 「君達の目の前にいるじゃないか。無視するなんて酷いなぁ」 全員「!?」 もしや、と思い、目の前の『敵』を見た。 ネウロイ「やあ」 宮藤「・・・もしかして」 シャーリー「・・・ネウロイが・・・」 ルッキ「喋った!?」 衝撃。俺達の敵が、俺達に話しかけている。人間の言葉で。 ネウロイ「うん。ようやく気付いたみたいだね」 ミーナ「・・・どういうこと?」 ネウロイ「僕は、僕達・・・ 君達人類でいうところの『ネウロイ』が、君達の文化を研究した結果として、 君達とのコミュニケーションを持つことが可能になった者だよ」 エイラ「・・・信じらんネー」 サーニャ「・・・」コクン そのとおりだ。信じられない。・・・でも、現実みたいだ。 ネウロイ「そうだろうね。僕は最近作られたばっかりだから。 ・・・一昨日くらいかな、言葉を送れるようになったのは。 そして今日が、君達と言葉でのコミュニケーションをとる最初の日ってことさ」 俺「・・・どうやって声出してるんだ?」 ネウロイ「声って言うか、君達が情報を処理する器官に直接、僕の意思を送り込んでるって感じだよ。 ・・・こういうの、なんていうんだっけ?」 シャーリー「テレパシーか?」 ネウロイ「そう、それだ」 リーネ「・・・思ってたのと違う・・・」 エーリカ「随分、飄々としてるね」 ネウロイ「あれ、思ったより驚かないんだね。もっと、混乱したり叫んだりすると思ってたのに」 ゲルト「ふん。こっちは異世界からやってきた人間とここ数ヶ月暮らしてきたんだ」 エーリカ「正直、俺に比べるとインパクトに欠けるんだよねー。なんか、すんなり受け入れられるって言うか」 ・・・なんだかなぁ。 ネウロイ「へえ、そうかい。少し傷つくな。ま、いいや。驚かせるのが目的じゃないしね」 坂本「・・・なんの用だ」シャキィン ネウロイ「おっと、その武器をしまってくれよ。僕に、攻撃能力はないんだ。 今日は戦いにきたわけじゃないんだよ。今日は、代表して、君達に話したいことがあるんだ。聞いてくれるかい?」 『・・・』 ネウロイ「うんうん。それでいいんだよ。・・・この間、君達のところに艦隊を送っただろ?」 俺「・・・あれがどうしたんだ」 ネウロイ「君が、あの艦隊をやったんだろ?」 俺「・・・ああ」 ネウロイ「君のおかげで、こっちの苦労が、全部消し飛んじゃったよ」 俺「・・・そうか」 ネウロイ「あの艦隊を全部作るのに三ヶ月もかかったのにさ・・・ 適当な小型だけをちょっとずつ君達のところに送ってごまかしてたら、 いつのまにか、君っていうイレギュラーができちゃっていてさ・・・ 君の一撃で艦隊は壊滅。全部台無しさ。今度こそ、人類の希望を叩き折ってやれると思ってたのに。 惜しかったよ」 ペリーヌ「・・・」ギリッ エーリカ「・・・ふん」 ・・・話すことはできても、やっぱりネウロイは敵なんだな。今の台詞で理解できたよ。 そう俺が思ったら、ネウロイは声色を少し明るくして、言ってきた。 ネウロイ「でも、君に関して、面白いことがわかったんだよ。 ・・・君は異世界の人間で、元の世界に戻るまでの暇つぶしみたいな形で戦ってるってね」 『!?』 ミーナ「なんでそれを知っているの!?」 俺「・・・え?」 ゲルト「ミーナ、どうした?」 ミーナ「・・・上層部には、あなたが異世界から来た人だって言わなかったのよ。 動揺していたあなたに、あれ以上迷惑をかけないようにね。 ・・・それに第一、言っても妄言だって返されるに決まってるわよ・・・」 坂本「・・・つまり・・・」 ペリーヌ「上層部すら知らないことを、このネウロイが知っている・・・!?」 ネウロイ「僕達を馬鹿にしてるのかい?みんながみんなずっと巣の中にいるわけないだろ。 こっちだって、情報収集役くらい作れるのさ。こないだみたいにね」 こないだ?・・・あの十二体か! リーネ「あの変な十二体ですね?」 ペリーヌ「情報収集役だから、攻撃してこなかったんですのね・・・」 宮藤「あんな短時間で情報を得るなんてできるんですか?」 ネウロイ「だから馬鹿にしないでくれよ。当然だろ」 エーリカ「・・・」 ネウロイ「・・・ここで本題だ。・・・俺君。君を元の世界に戻してあげるよ」 『!?』 異世界のウィッチその7
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/499.html
異世界のウィッチ3・その4 ―――――――――――――― 女「私はこの世界の人間ではありません」 ミーナ「・・・はい」 女「この地のことについては、私を呼び出した方々に説明を受けました」 あと、召喚の際にあなたの記憶を読み取ることができました そうか 色々なことを経験したのですね ・・・まあな ゲルト「あなたを呼び出したのは、誰なのでしょうか?」 女「この地・・・ロマーニャと言いましたね。ここの街のはずれで、魔法とやらを研究している場所がありました。 そこの研究員の方々です」 ミーナ「・・・軍事と関わりのありそうな場所でしたか?」 女「・・・さあ?少なくとも私の目には、研究員の方々の中に軍人さんが混じっているようには見えませんでしたが」 ミーナ「・・・女さん、そこで、何か妙なものを目にしませんでしたか?」 女「私にとってはこの世界の全てが妙なものなのですが」 特に下半身がね ・・・全くだ ですよね 俺はもう慣れたけどさ そうですか ミーナ「・・・そうですね。では、二つでセットになっている筒状の機械は目にしませんでしたか?」 ・・・ 女「ありましたね」 ミーナ「!」 ・・・ストライカーユニット・・・ きちんとした名前があるのですね。あれは何なのですか? ・・・あれを足にはめて、空を飛ぶんだ ああ。・・・研究員の方が言っていたのはそのすとらいかーゆにっとのことでしたか ・・・ 私の専用機だとか言っていましたが、こんな私に空を飛んでもらって、彼らは何をしろと言うのでしょうかね ・・・ まあ、あれが私の現状を突破するひとつの鍵であることは間違いありませんが ・・・ ゲルト「・・・どうして、あなたが呼び出されたのでしょうか?」 どうして、ですって? ・・・ 女「私が尋ねたいくらいですよ」 俺「・・・」 ゲルト「・・・も、申し訳ございません」 女「・・・ふふ、いいですよ、お嬢さん。お気になさらずに」 ゲルト「・・・?」ゾクッ エーリカ「・・・トゥルーデ?」 坂本「・・・異世界の方を召喚しようとした理由は、お聞きになりましたか?」 女「いいえ」 ・・・戦わせるため え? それくらいしか、理由はないさ ・・・野垂れ死なせるためであるわけはないとは思っていましたが・・・ ・・・ 坂本「・・・では、召喚の方法は?」 女「・・・研究員の方々が言うには、俺さん、あなたがお使いになっていたらしい刀・・・ その破片に宿っていた魔力を研究していたら、急に魔力が暴走し、気がついたら私という存在が召喚されていたそうです」 サーニャ「・・・刀の破片・・・?」 エイラ「あの時ノカ」 あの子と決着をつけたときの、か・・・ リーネ「・・・そんなちっぽけな物でも、こんなことが?」 ペリーヌ「・・・わからないことだらけですわね、異世界の魔力というものは・・・」 俺「・・・」 女「そんな方法だったからでしょうか?私には不完全な力しか与えられなかったのは」 宮藤「え?」 ・・・不完全。 女「私は、俺さんのように『二つめの魔力』を持っていないそうです」 宮藤「・・・異世界の魔力が、無いんですか?」 女「そういうわけではなく、・・・受け売りですが、 『わかりやすく説明すれば、魔力と異世界の魔力が混じったさらに別の魔力、と言ったところ』だそうです」 俺「・・・」 そうか、あの違和感は魔力が混じっていたから・・・ サーニャ「・・・女さん」 女「なんでしょうか?お嬢さん」 サーニャ「・・・元の世界に、帰りたい、ですか?」 俺「・・・」 女「ええ」 俺「・・・っ」 サーニャ「・・・」 俺「・・・くそっ」 宮藤「俺さん・・・」 俺「・・・」 女「・・・」 ・・・女さん ・・・はい ・・・俺は、あんたの気持ちがわかる はい 帰りたいって。こんな世界なんかどうだっていいから、俺を帰せって。同じように思ったことがあるから そうですよね ・・・どうあがいても逃げられないってことが、どんなに辛いものなのか、わかる ありがとうございます ・・・ 俺「俺は・・・」 『・・・?』 俺「やっぱり、帰っておくべきじゃなかったのか?」 サーニャ「・・・!」 女「・・・」 エイラ「・・・な、何言ってんダヨ!?お前はお前の意思でここに居るンダロ!?」 ・・・そうだったな。でも・・・ 女「でも、今は後悔している」 俺「・・・」 シャーリー「・・・俺・・・?」 俺「・・・俺がここに居るから、女さんが苦しむことになったんだ・・・」 ルッキ「で、でも!それは!」 女「この世界の人間が勝手にやったことです」 俺「・・・」 女「あなたに罪はありません。私が憎むべきは、この世界そのものと、私を呼んだ人間です。 私があなたを憎むのは筋違いです。あなたはこの世界で生きていただけであって、私を呼ぼうなんて思っていなかったのでしょうから」 俺「・・・」 ・・・ 女「私は、あなたに間違いがあったとは思いません」 俺「・・・」 ・・・俺を恨んでるわけじゃないのか? 恨めるわけがないでしょう。恨む要素がありません 俺「・・・だったら」 女「どうしてここに来たのか、ですか?」 俺「・・・ああ」 女「異世界の人間はこの世界に縛られている故に、自分の意思だけでは逃げ出すことすら叶いません。 それは、たとえ完全な力を持った人間でも・・・俺さんでも、同じことです。 どんなに強大な力を持ったとしても、私の・・・私達の望みは叶いません。ですが、それは一人の場合の話です。 他の者の力を借りることができれば・・・」 エーリカ「・・・他の者の力・・・?」 女「つまり、俺さんに、私を縛る鎖を断ち切る手助けを、私が元の世界に帰る手助けを頼みたいということです」 俺「・・・」 何か手段があるのか? 異世界のウィッチ3・その6
https://w.atwiki.jp/strike_witches/pages/114.html
●ストライクウィッチーズとは (すとらいくうぃっちーずとは) - ニコニコ大百科 ●コミュニティ 【MAD】ストライクウィッチーズ【AMV】 - ニコニコミュニティ ●YouTube - KADOKAWAanime チャンネル ●【ストライクウィッチーズ専用、ニコニコ動画ランキング】 ニコニコランキングジェネレータを利用して作成 【ニコニコ動画】ストライクウィッチーズ動画ランキング(Top90) 【ニコニコ動画】注目のストライクウィッチーズ動画 【ニコニコ動画】新着のストライクウィッチーズ動画
https://w.atwiki.jp/m_lscr/pages/326.html
SSR ハートの女王(LoVモード):火属性・MP30 覚醒後 基本情報 『LORD of VERMILION III』からの異世界の女神。 ステータス 上から、レベル1・0凸・1凸・2凸・3凸・4凸後の最大値 武 智 美 ・初期値:3322・Lv 70 :10021・Lv 87 :11528・Lv 104:13035・Lv 122:14630・Lv 140:16225 ・初期値:4785・Lv 70 :11484・Lv 87 :12991・Lv 104:14498・Lv 122:16093・Lv 140:17688 ・初期値:5357・Lv 70 :12386・Lv 87 :13893・Lv 104:15400・Lv 122:16995・Lv 140:18590 スキル 裁きの薔薇 → 敵の風属性の美を超DOWN アビリティ 聖戦祭専用アビリティ1:紅の断頭台(初期に習得済み) 敵5人に火属性の美を大きくUPした攻撃・チェイン+100・消費SP10・制限7回・AP0 アビリティ1:紅の断頭台(1凸で習得) 敵5人に火属性の美を結構UPした攻撃・チェイン+20・消費BP100 アビリティ2:真紅の断頭台(3凸で習得) 敵10人に火属性の美を大きくUPした攻撃・消費SP10・制限2回・AP40 聖戦祭専用アビリティ2:真紅の断頭台(4凸で習得) 敵全員に必ず勝利する攻撃・制限4回 関連イベント イベント 『女神たちのレイニーブルー 雨ときどき聖戦祭』 →特効女神 特記事項(入手方法など) 関連イベント連動ガチャ「レインボーシートガチャ」
https://w.atwiki.jp/vipdetyuuni/pages/1088.html
「はぁ!?ここどこだよ!!」※死亡しました プロフィール 性別 男 年齢 十七歳 能力分類 【操作系】 能力属性 水属性・食属性・オチモノ 誕生日 10月30日 身長 169cm 体重 計ったことが無い 趣味 ゲーム・漫画・日記を書く 好きな食べ物 カツ丼・チーズ・コロッケ 嫌いな食べ物 ピーマン・長ネギ・魚 得意スポーツ 野球 好き だらだら過ごすこと・休み時間・正義 嫌い 勉強・読書・悪 大切 そんなもの持つほど長くは生きてない トラウマ そんなものほどry キャラ説明 本名『藤林 恭介』 某落花生県の某市に住む普通の高校生だったが、ある日目が覚めたらこの能力者の世界にいた。その為能力にはまだ目覚めていなかったがとあるきっかけで習得した。 性格は特に書く必要がない。そしていたって普通の高校生である。 実は【鋼劇戦魔】に似ている、というより体格や年齢、髪の色や眼の色以外はそっくり。声や顔つきが若干幼い以外はほぼ生き写し。 いわゆるあくまでもそっくりさんなので【鋼劇戦魔】ほどスペックはよくないし、関係もない。ちなみに彼にも姉がいるが性格は別物らしい。 髪の色は黒、瞳は茶色。一般的な日本人である。 現在『ジェイル』に所属しており、そこでの活動から正義感に目覚めていく。自分の世界のことを忘れつつありその事に悩みながらも悪を倒すために修行する。そして自分の正義を貫くために… その正体はこの世界に呼び出されたあるゲームのアバタータイプのキャラ。 電子生命であったが普通の人間と同等の質量と機能を持っていたのはこの世界のおかげか。 記憶もその時作成されたもので、実際には記憶という概念が無い。 装備は『飛行』能力を持った杖『ウィンダール』。銀色で竜の頭部をモチーフにしてあり長さは足から腰まである。飛行高度は木を超える程度。 能力 【蒟蒻魔導】 1レスに1個だけぷよ…巨大ゼリーを空中から召喚できる。柔らかそうに見えるが、かなり硬く重いため消すことも切ることもできない。大きさは縦横2m。 召喚したとき、相手に接触しなかったなら、地面に残る。残ったゼリーは相手に攻撃のゼリーが当たるまで消えない。地面に落ちたものに触れても意味はない。 当たった際、地面に残っていたゼリーはすべて消え、消えたゼリーの数で魔法が自動で発動する。 2コ:火球を放つ。三倍化時火球が大きくなるか三つに増える。 3コ:氷塊を放つ。三倍化時氷塊が大きくなるか三つに増える。 4コ:次の魔法が3倍。次の魔法を放つまで。 5コ:相手の器用さが著しく低下する。次の魔法を放つまで。三倍化時、不器用が、人生まで不器用な人間に! 6コ:超爆発がおきる。周りが吹き飛ぶ感じ。魔法なので自分にはダメージなし。三倍化時は、範囲か威力が三倍化。 7コ以上:相手を感動させ、身動きを取らせなくする。次の魔法を放つまで。三倍化時は、全米が泣く位の感動に。 ゼリーは分割して出していい。ただし魔法効果はなし。 結構うまい。味は自由に。 同じ中の人リンク 【鋼劇戦魔】&【決闘王姫】&【魔開王】
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/469.html
異世界のウィッチその2 ――――――――ある日・出撃命令が出た時にて ペリーヌ「また小型ネウロイですの?いい加減飽きてきましたわ」ガガガガガ バキィン 宮藤「そうですねー・・・ずっとこんなんですしね。俺さんが来る前からこうなんです」ガガガガガ バキィン 俺「・・・そうなのか?」ガガガガガガガ バキィン リーネ「もう、三ヶ月になりますよ。どう思います?」ズギュゥン バキィン 俺「・・・じゃあ、そろそろ無茶苦茶強いのが来るかもな。地震みたいに」ガガガガガ ペリーヌ「前兆ってことですか・・・嫌な感じですわね」ガガガガガ そんな無駄口をたたきながら戦えるくらいには、俺も余裕が出てきた。 ・・・俺は戦いは好きではない。ゲームの中でやる程度だったらいいのだが、現実に本気で命のやり取りをするなんて御免だ。 こいつらはどうなのだろうか。・・・戦いが好きそうな顔には見えない。 でも、こいつらには目的があるらしい。人々を、世界を守るという目的が。だから戦っている、と言っていた。 ・・・俺には、そんな目的なんてない。正直言って、俺以外の人やこの妙な世界なんてどうなろうと知ったことじゃない。 なのに、何故俺は戦っているのだろうか。 バキイィィィン 俺「・・・終わり、と」チャキッ 俺の戦う理由。・・・それは「仕方ないから」だ。 ・・・目的でもなんでもないこの程度の理由で戦っていいのだろうか? 急に申し訳ないような気がしてきた。 リーネ「俺さん、戦いには慣れましたか?」 俺「・・・慣れたくないものに、慣れちまった」 宮藤「あはは・・・」 ペリーヌ「・・・私達も同じですわ。慣れたくないものに慣れてしまいました」 俺「そういうもんか?」 宮藤「そういうものです」 リーネ「・・・じゃ、基地に戻りましょう」 ・・・よく一緒に出撃するこの三人は、今のところ一番打ち解けている奴らだ。よく話しかけてくれる。 まだぎこちない感じだけど。・・・俺なんかに構ってくれなくてもいいのに、なんでわざわざ絡んでくるんだろう。 ―――――――――基地 坂本「よくやったな、みんな。特に俺。最近上達してきたみたいじゃないか。良かったな」 俺「・・・そうだな」 ゲルト「・・・おい俺、口の利き方に気をつけろ」 俺「はいはい・・・」 坂本「・・・どうした?あまり嬉しそうじゃないな」 俺「ああ。嬉しくない」 ゲルト「・・・」ピクピク 坂本「・・・そういえば、お前は仕方なく戦っているだけだったな。そんなものに興味なんてないか」フゥ 俺「まあな。元の世界に帰ったら何の意味も無いしな」 宮藤「お、俺さん・・・」 シャーリー「そう言うなよ。どんなことでも、上達は上達だ。喜べることだぞ」 俺「だからさ、俺は嬉しくないって言ってんだよ・・・はぁ」 ゲルト「・・・」プルプル 視界の端に見えていたバルクホルンが、何やら震えている。 エーリカ「どしたのトゥルーデ?」 ゲルト「もう、ダメだ・・・!」 何がだよ? ゲルト「俺・・・以前から不満だったが、もう我慢できん!貴様!それが上官に対する口の利き方かぁ!!!」 フオオォォン ピョコンッ ・・・使い魔発現させやがった。ハルトマンが必死で止めようとしている。 エーリカ「わわ、落ち着いてトゥルーデ!あんたが殴るとシャレになんないから!」 ・・・シャレにならない、か。 俺「別に殴っても構わないぞ」 リーネ「・・・え?」 俺「死ねば元の世界に帰れるかもしれないしな。ほら、さっさと殴り殺してみろよ」 ミーナ「!?」 ペリーヌ「お、俺さん!?」 ゲルト「なっ・・・」 宮藤「お、俺さん!そんなこと言っちゃダメです!」 俺「はいはい、わかったよ」 そう俺が言った瞬間、バルクホルンは魔力発現を解除し、言った。 ゲルト「・・・それほどまでに、この世界が嫌いなのか?」 ・・・別に嫌いだとは言っていない。ただ単に『戻りたい』ってだけだ。 俺「そういうことじゃない。俺は平穏に暮らしたいだけなんだ。でも、ここじゃ平穏がどうのなんて言ってられない。 だから俺はここにいたくない、戻りたいってだけだ」 ゲルト「・・・」 俺「・・・で、俺は部屋に戻ってもいいのか?」 坂本に尋ねる。 坂本「あ、ああ・・・食事の時間になったら呼びに行くぞ」 俺「わかった」 というわけで俺は、入隊したときにあてがわれた部屋に戻った。 ―――――――― 俺「・・・」 ベッドに寝転がり、俺は考え事をしていた。 向こうの世界は退屈だったが、それでも安心して、平穏に暮らしていくことができていた。 だから居心地は良かったんだ。まともに過ごしていれば、まともに生きていくことができたんだ。 不満こそあっても、不安なんてなかったんだ。 なのに、この世界は不安だらけだ。まともに過ごしていても、まともに過ごせるかはわからない。 いつ、人間側が崩壊するかわからないんだ。冗談じゃない。 ・・・コンコン ドアがノックされた。寝転がったまま俺は言った。 俺「誰だ?」 まだ食事の時間には早いはずだ。 『・・・サーニャです』 ・・・あの根暗そうな女か。起きてるなんて珍しい。俺はドアの方に向かっていった。 『お、オイサーニャ、ホントにあいつと話すノカ?』 『・・・うん』 といった会話が耳に届いたが、気にせず俺はドアを開けた。 ――――― エイラ「おわっ」 サーニャ「・・・こんにちは」 俺「・・・何の用だよ?」 まさかあいさつするためだけにここに来るわけないよな。 サーニャ「あの・・・」 俺「・・・」 サーニャ「・・・俺さん。元気出してください」 は? エイラ「おいサーニャ・・・」 俺「・・・なんだよ、いきなり」 サーニャ「辛い気持ちはわかりますが・・・」 ・・・何言ってんだ、この女。 俺「わかるわけないだろ?」 エイラ「ナッ!」 サーニャ「・・・!」ビクッ 俺「元気だせだと?出せるような状態だったらとっくに出してるさ。 それどころじゃないから今こうやってウジウジしてるんだよ。お前らに異世界にいきなり連れてこられた人間の気持ちなんてわかるわけない」 サーニャ「・・・その、」 俺「なんだよ?」 サーニャ「・・・独りで」 エイラ「ン?」 サーニャ「・・・独りで悩まないで、相談してみてください」 俺「・・・」 サーニャ「・・・相談したら、きっと気持ちも晴れます」 ・・・俺はドアを閉めた。 ―――――――― バタン エイラ「・・・サーニャ、なんでアイツにそんなこと言おうなんて思ったんダヨ?」 サーニャ「・・・あの人に、笑って欲しいから」 エイラ「ハ?」 サーニャ「・・・あの人の笑顔が、素敵だったから」 エイラ「・・・」 サーニャ「なのに、今まで一回しか笑ってくれないから」 エイラ「・・・」 サーニャ「だから、上手く言えなかったけど、笑ってもらうために、支えになりたくて・・・」 エイラ「・・・」 ――――――――― ・・・クソッ、なんなんだよ。異世界に連れてこられたと思ったら選択の余地無しに戦わざるをえないような状況に追い込まれて・・・ 野垂れ死にするくらいならって仕方無しに入隊したら、変人ばっかりで、その変人共はわかったような顔して 「元気出してください」とか「相談して」なんてほざきやがるんだ。相談したってお前らにはどうすることもできないだろうに。 気持ちはありがたいが、どうしようもないってこと、考えればすぐわかることなのに。こいつら、一体何考えてるんだ。わけわかんねー。 そう思った。 ―――――――――ある日の談話室にて ルッキ「俺ー」 俺「なんだよ」 ルッキ「かくれんぼしよー」 俺「・・・遠慮する」 ルッキ「えー・・・」 宮藤「なんでですかぁ、俺さん?」 リーネ「ちょ、ちょっと芳佳ちゃん・・・」 俺「面倒だからだ」 ゲルト「まるでハルトマンみたいなことを言うな」 エーリカ(・・・) 俺「ほっといてくれ」コツコツコツ ゲルト「待て!」ガタッ 俺「何だよ?」ピタッ ゲルト「貴様は他人への思いというものが不足している!」 俺「・・・そんなの必要ないだろ」 ゲルト「いーや、必要ある!他の何かを守りたいと思うことで、初めて軍人たりえるのだ! 今ここに居る人の思いを放り出すようでは・・・」 俺「・・・あんた、俺がここに居る理由を忘れたのか?帰るまでの間、仕方なくいるだけなんだぞ。 他人を守るなんて思ったことはないし、そもそも俺は軍人になろうなんて思ってない」バタン ――――――― シャーリー「・・・行っちまったか」 ゲルト「くっ、あいつは・・・」 エーリカ「俺のことが気になって仕方ないんだねートゥルーデ」 ゲルト「なっ!ち、違う!」 エーリカ「違わないでしょ~トゥルーデにとってあいつは生意気な・・・」 ゲルト「わー!わー!」 エーリカ「弟みたいなもんなんだよね~?」 ゲルト「そ、そんなことを言った覚えはない!」 エーリカ「寝言で言ってたよ~、確かトゥルーデが俺を殴ろうとしたときの夜のことだったかな~?」 ゲルト「な、なに・・・?」 エーリカ「トゥルーデ、心配してたみたいだもんね~。『嫌わないでくれ』とか 『お前のその性格さえなんとかなれば・・・』とかさぁ~?」 宮藤「そうなんですか?バルクホルンさん」 リーネ「へー・・・」 ゲルト「や、やめてくれ・・・」 シャーリー「そういやあバルクホルン、お前あれからあいつの口の利き方にとやかく言わないよな」 ペリーヌ「もう慣れたということでしょうか?」 ルッキ「慣れた~」 ゲルト「う、うるさい!」 サーニャ「・・・それはともかく、私も心配です」 エイラ「私もダ。アイツ最近、以前にもまして表情が硬いじゃないカ」 坂本「・・・なかなか、向こうから打ち解けてくれないな」 ミーナ「そうね・・・私達だけが一方的に彼のことを受け入れてもしょうがないのよね・・・」 ―――――俺の部屋 ベッドに寝転がり、俺は考え事をしていた。 俺「・・・」 ここに来てからの毎日、俺はずっと絶望しっぱなしだった。元の世界に帰る手がかりが何も掴めないのだ。 文献を探したけれど、当然そんな資料は存在しなかった。・・・あったら逆にびっくりするけどな。 俺「・・・」 俺は仕方なくここにいるだけなんだ。 なのに、ここの連中は俺がいるということに対して、もう誰も不満そうな顔一つ見せない。 それどころか『相談して』だの『一緒に遊ぼう』なんて言われてしまった。 そんなみんなの態度が、俺には辛かった。なんだか、無理に本音を抑えているような気がして。 ・・・はやくこんな世界から消え去って元の世界に戻りたい・・・でもどうすればいいのかわからない。 ・・・どうすれば、この悪い気分をなんとかできるのだろうか。 俺「・・・」 『他人への思いというものが不足している』 他人への思い、ね・・・ ルッキーニ。あいつは、哀れみからああ言ったのだろうか。・・・そんなやつには見えない。 もし、心から遊びたいと思っていたのだとしたら・・・ ―――――――― 宮藤「じゃあルッキーニちゃん、私たち隠れるね」 ルッキ「うん・・・」 シャーリー「・・・おいルッキーニ」 ルッキ「なぁに?」 シャーリー「もう一回、俺に遊んでって頼んでみろ」 ルッキ「え・・・だいじょぶかな?怒ったりしない?」 シャーリー「ああいう奴は押しに弱いからな。行ってみろ」 ルッキ「・・・わかった!」 ――――――― コンコン 部屋のドアがノックされた。 俺「誰だ?」 ドア越しに話す。 ルッキ「あたしだよー」 ・・・またあのガキか。 俺「何の用だ?」 ルッキ「やっぱりかくれんぼしないのー?」 俺「・・・」 ・・・他人の思いを放り投げるのは、軍人云々の前に、人としてどうなのかって話だよな。 俺「仕方ねえな」 ルッキ「!」 次の瞬間、ドアが勢いよく開かれて、満面の笑みを浮かべたルッキーニが部屋に飛び込んでいた。 異世界のウィッチその4